【サローネ対談 第12回】 藤元健太郎 × 梅崎 健理(現役高校生 株式会社ディグナ代表)

ソーシャルネイティブ世代からみた今後の日本(4/4)


● うめけんのこれからビジネスプラン

藤元:実際にビジネスを始めてみてどうですか?

うめけん:実際僕も悩みながらやっていて、自分の考え方も常にどんどん変わっています。でも根本的に昔から社会に自分をアピールしたい考えはありました。 中学生の時は政治家になりたかったですし。でも世の中を変えるためには起業家になった方がいいのかなと考えました。そして実際、ソーシャルの視点から起業出来ました。

 これから仕事をする上で、自分が好きなことや、喜んでもらって嬉しいことを仕事の軸にしなければいけない時代だとは思います。またそれを突き詰めて考えています。 好きなものじゃないと高いパフォーマンスを出せないんじゃないかなと感じます。ソーシャルメディアを通じてやりたいことをやりたい人たちが集まって仕事をする時代、 ピラミッド型でなくネットワーク型の社会に早い段階でなっていくと思います。

 今は無鉄砲な若者が少なくなったと思います。未熟な人間が頭を硬くして、ものを考えているような感じがしますね。 僕はデタラメでも日夜研究しているほうが面白いと思います。変に賢くなったり、理想論ばかりで行動出来てない人よりは。

 日本は、ゼロイチの人を育てるような仕組みがないなと感じます。僕はそこに前から疑問を持っていますし、教育が変わらないと今後の日本は大変だと考えています。 ゼロから企業の色に染めるような仕組みはある意味合理的ではありますが、そのような社会に、一種の不安要素はありますね。 これからの時代、ゼロからイチを作って日本ならではのコンテンツを発信していくことが必要だと感じています。

 これから気づいた人と気づいてない人ではかなりの差が生まれると思います。気づいた人が行動できる環境作りであったり、 世界に発信できるような人たちを増やしていかなければならないと感じます。 そしてまた行動や発散が出来なくても日本に危機感を持ってる若者は多いと思います。その方々にいい刺激を与えて、一緒に行動できたらいいですね。 今この時間も日本では暴動が起きない日本は幸せな国だと思います。僕は海外にも興味はありますが、それはより一層日本という国を知りたいと想いが強いです。

藤元:ソーシャルメディアを使って若者を刺激するは可能だと思いますか?

うめけん:使えるとは思います。でも結局、類は友を呼ぶで集まるだけは可能だと思います。それはこの時代だからこそですね。

藤元:今の若者たちにとって、あこがれのロールモデルはありますか?

うめけん:僕らの世代の人たちはロールモデル自体を持っていない人が多いのではないのかと思います。 自分の夢などに謙遜して自分にリミッターをかけている人が多すぎますね。現在から変わらないこと、現状維持がいいと考えているみたいです。 逆に芸能人になりたいというという人なんかは、結構動機がはっきりしているような人が多いと思います。

 欲のレベルを世界的に見るととても低いと思うので、もっと日本人は欲を持っても良いと思いますよ。 僕ですら気持ちが弱くなると雇われたいなとか現状維持でいいかなという気持ちになってしまうことがあります。 それは悪い意味で何もしなくても生きていける日本のネガティブ思考から「このままでいいか」という考えに行き着くと思います。 逆に日本が、これを超えたら日本は世界より強くなると思います。

藤元:是非うめけんには日本のオピニオンリーダーとして頑張ってもらいたいですよね。

うめけん:僕の悪い癖で、単発なアイディアが浮かんでもいろいろな想像からやめてしまうことがあります。 大切なのは行動することだと思います。

藤元:最後に目指したい経営者はいますか?

うめけん:僕は、自分の感覚を信じているので特に尊敬する人物と言うのがいないですが、色々な経営者の要素が欲しいですね。 でもいつかは孫さんのような政治家にものを言えるような人物になりたいと強く思っています。 僕がなりたいのは、今まであったようでない存在。企業家であり、投資家というか政治家でもあり、 新しい社会をクリエイトしていくデザインしていく立場から、世の中に新しい価値を提供できるような人になりたいです。

藤元:有難うございました。是非頑張って下さい!




【ゲスト】梅崎 健理 氏(現役高校生 株式会社ディグナ代表)

4歳からPCに触れ、インスタントメッセンジャーやGoogle Apps、Twitterなどネットツールを使いこなし、ソフトバンクの孫正義社長に3番目にフォローされ、 流行語大賞「なう」を受賞する。現役高校生でありながら全国に散らばる仲間とともに、新会社「ディグナ」を設立。 ディグナは「デジタルネイティブ」を短縮した造語で、ラテン語の「価値あるも の」という意味も持つ。

【聞き手】藤元 健太郎 氏(ディー・フォー・ディー・アール株式会社 代表取締役社長)

野村総合研究所,フロントラインドットジェーピーを経て現職。
1993年からITによる社会システム革新,経営戦略の調査研究,コンサルティングに従事し,現在成功しているソフマップ, JTB,JCB,NTT DoCoMo,HONDAなどのインターネットビジネス参入の支援コンサルティングを実施。
http://www.d4dr.jp/

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