【サローネ対談 第12回】 藤元健太郎 × 梅崎 健理(現役高校生 株式会社ディグナ代表)

ソーシャルネイティブ世代からみた今後の日本(1/4)


編集部:今回でサローネ対談は第12回を迎えました。

 今回は、いつものようにITによる社会システム革新に詳しいD4DRの藤元健太郎さん(以下敬称略:藤元)と、 現役高校生でソーシャルネイティブ世代の梅崎健理さん(以下敬称略:うめけん)にお越しいただいております。 お二人には、「ソーシャルメディアから今後の日本をみる」というテーマで、お話をお伺いしたいと思います。

● スーパー高校生「うめけん」登場!

藤元:震災後若いジェネレーションがいかに活躍出来るかという流れで、若者にとってソーシャルメディアは武器になると思いますか?

うめけん:武器になるかと思います。僕もソーシャルを使って普段会えない方にたくさん会えたり、アクセスすることが出来ました。 しかしソーシャルメディアを若い人が全員使いこなすのはとても難しいと思います。 従来インターネット上のコミュニケーションは、大人から提供されるものでした。

 ソーシャルメディアはインフラのようなものであり、使い方がたくさんある反面どのように使えばよいのかわからない方もとても多いです。 ソーシャルメディアをきっかけに繋ることはもちろんありますが、それは手段に過ぎず極端に言えば手紙でもいいわけです。 でもソーシャルメディアだからこそ、そういう過程を可視化することにより、応援したり、信用を担保するなどできます。 それはやはりインターネットだからこそできることであり、活用方法によっては最大の武器になると考えています。

藤元:これまで日本ではmixi・プロフなどは若者のローカルなコミュニティの中で使われることが多かったと思いますが、 Twitter・Facebookもやはりローカルな使われ方するのか、まったく違う使われ方をするかどちらだと思いますか?

うめけん:まず、Twitter・Facebookは、ソーシャルネットワーク、SNSの完成系だと思います。mixiは招待制であり、18歳未満は参加できなかったことにより、 年代の差が激しく生まれたと思います。現に僕は乗り遅れてしまいました。 現在の大学生などは、いわゆるデジタルネイティブであり、mixi世代です。僕たちのような次の世代は、ソーシャルネイティブであり、 プロフ・ホムペというサービスに慣れ親しんできました。 プロフ・ホムペはオープンなのかと言われたら、自分でインターネットの世界を広げているため、不思議なことに世界の人間に自分が見られていることや、 自分のメッセージが他に送られている感覚がまったくないのです。

藤元:最近頻発しているTwitterによる有名人の情報リークも、ソーシャルのつながりを書きこんだ張本人が意識できていないことに起因していますよね。 ソーシャルメディアの世界は、自分の世界と外から見られている世界のことは想像しにくいのでしょうか。

うめけん:スパイシーのような、人と人とのつながりは想像できないですよね。もしかしたら、Twitter・Facebookは必ずしも必要ではないと僕は思います。 僕らの世代でも自分の世界で充実している人は、TwitterやFacebookは必要としていません。 自分の世界で満足している若い人が、ニュースなどに関心ないのと同様に、Twitter・Facebookは関係ないと感じるのだと思います。 全然知らない人や偉い人とつながりたい・共有したいと思う子はTwitter・Facebookを使用する傾向があり、 それらはソーシャルメディアを使う動機になります。

藤元:なるほど。自分の情報を発信したい欲求より人とつながりたいか、共有したいかに動機があるのですね。

うめけん:Twitter・Facebookは、友人を意識する関係であり新規開拓とはまた違うと思います。 つながりたいか、またそれが必要とされてるかが問題なのかと思います。

藤元:要するに、自分と社会を分けて考えるかどうかですね。

うめけん:そうですね。ひとくくりには出来ないです。ただ就職活動など社会とのかかわりを持とうとした時に、初めてTwitterやFacebookを使おうとすると思います。 そこでフォロワーを増やすなどして、自分が発信力を持つコンテンツになれるかどうかは、すごく難しい問題になりますが。



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