「2012 International CES」体験レポート<後編>
●チップセットはCE4100からARMへ移行
2011年5月のGoogle TV発表の立ち上げ時には、ソニー、ロジクール、スイスのLogitech、米Intelがハードウェアパートナーとなった。
同年秋期の商品投入が不発に終わったことで、2011年11月にLogitechはGoogle TVからの撤退し、米Intelも同年10月に撤退した。
その後、Google TVのプラットフォームの見直しが図られ、新たにLGエレクトロニクス、サムスン電子、米Visio(ビジオ)、
中国Lenovoが採用を決め、米Marvell、台湾MediaTekが対応プロセッサーを提供することになった。2012 International CESでは6社が関連製品を出展した。
Marvell は、新たにGoogle TVのチップセット提供パートナーとなった。第一世代 GoogleTV は、Androidベースだったが、
Googleと提携していたIntelの家電向け Atomプロセッサー「CE4100」 を採用していた。
だが、2011年11月にIntelがデジタルホーム部門を解消しととめ、CE4100からARMへの移行が予想されていた。
Marvell は、デュアルコアSoC(System-on-a-chip)であるARMADA 1500 をベースにした 「Foresight Platform」を発表し、
これをGoogleTVプラットフォームに供給することになった。
3D 動画や Flash対応デスクトップブラウザーを含むGoogle TV対応ソリューションを低価格で実現できるとしている。
台湾のチップセットメーカー MediaTek も、新たにGoogle TVのハードウェアパートナーとなった。
Google TV2.0向けにForesightプラットフォームを新たに開発した。こうしたことから、Google TVは、ARMベースが基本となる。
2012年上半期には1.2GHzで動作するデュアルコアCPU、フルHD動画2つを同時にデコードできる専用プロセッサー、DRM専用のチップ、
サラウンド用DSP、3D対応グラフィックチップなどの機能が搭載されたGoogle TVが登場することになる。
米国で液晶テレビ、Blu-rayプレイヤーを販売するVIZIO(ビジオ)は、2012 International CESのプライベートスイートにおいて、Google TVを搭載した試作品を出展した。
ただし、VISIOは試作した製品はAndroid 3.1(Honeycomb)をベースとし、Chromeブラウザーを搭載した基本的なモデルだった。
Android Marketとともに、VIZIOが独自に運営するアプリマーケット「VIZIO INTERNET APPS(V.I.A.)」にも対応する。
これまでTVリモコンではなく、Blootooth対応の専用リモコンとして、前面にタッチパッド、背面にQWERTYキーボードを装備したモデルが開発された。
米国において2012年第3四半期に発売予定。
また、2012 International CESの会期中に、VIZIOとGoogleは共同でGoogle TV対応STB「VAP430」を発表した。
この製品は、デジタルテレビとHDMIケーブルで接続するSTB型のストリームプレイヤー。
インターネットで配信される映画、テレビ番組、音楽を視聴でき、Flash対応のChromeブラウザーがインストールされ、
Webブラウジング、検索、Android MarketからTV Appsをダウンロードして使用することもできる。
また、ホームネットワークに接続されたPC、オーディオシステムなどのデバイスに保存されているビデオ、写真、音楽にアクセスして再生できる。
赤外線でコントロールするためのIRブラスター(IRケーブル)を備え、Wi-Fi(802.11n)に対応する。
QWERTYキーパッドと統合されたタッチパッド付きのBluetooth対応専用リモコンが付いている。2012年春に99ドルで発売予定。Apple TVの対抗商品といえる。
VIZIOは、すでに2011年6月にGoogle TV 機能を搭載したAndroid タブレットを発表している。
これは、 Android 2.3 (Gingerbread)に対応し、Google TV対応のテレビやSTB(Set Top Box)を遠隔で操作できる。同年7月18日に399.9ドルで発売されている。
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